2013/10/2

伝えたいこと  楽つみ木エピソード

□つみ木おじさんのアピール:お伝えしたいこと「reborn」と「支えあう」□


1999年のことでした、「あの丸ビルを地下でささえてきた基礎の松杭、本来ならばとっくに忘れ去られて、焼却処分されてもいいものを,天の指示、天命なのか長年丸ビルを地下でささえてきた基礎の松杭に新しい生命体、社会的道具に蘇らせた」。80年近く東京駅の前の丸ビル、それを支えてきた松杭から「つみ木に再生〔reborn〕」のお話から、伝えたい大切なメッセージをお伝えしたいと思います。

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○巨大な丸ビルを1923年竣工以来支えてきた松杭その本数はなんと5,443本。
〔1本あたり長さ15m×径30cm、年輪50〜90年。アメリカ、オレゴン産、学名:オレゴングラスファー)。そのことを知ったのは朝日新聞2000年8月9日の「天声人語」の記事からでした。

 遠いアメリカから渡ってきて80年も基礎、土台となってビルを支え、異国の経済成長を見つめてきた。樹木の生命力、ねばり強さ、けなげさに感動しました。
 その後丸ビルの所有者である三菱地所の方とお会いし、何とか生き返らせてあげたいと伝え「松杭物語」が始まりました。


 単なる資源の再利用〔リサイクル〕するだけでなく、「reborn(再生)」新しい命の誕生、再生をこの歴史的価値のある松杭に施ししたいと、その時点で地所の方からリサイクルではなく、「reborn との考え方」に共鳴をいただき、約90本の松杭をいただくことになりました。


 自らトラックを運転士山梨まで運びました。その後製材、乾燥、適切な養生を施し、木楽舎つみ木研究所の工房に姿を変えて運ばれ「小さなつみ木」に蘇りました。生まれ変わったつみ木たちは、80年近く丸ビル支えていたと思わせるには難しいが、色といい、雰囲気といい、けなげなつみ木はいい存在感を出しています。
 まさに小さなつみ木たちは「過去から現代、現代から未来へ繋がるプレゼント」です。


当時この「松杭再生〔reborn〕物語」は読売、朝日、NHKなどでも紹介されました。
○読売新聞2001年4月10日夕刊に見出しにこう書かれていました。
 「小さなつみ木で子どもたちが夢と未来を築く」。

○朝日新聞発行の「暮らしの風」2002年4,5月号〔天声人語担当辰濃和男氏文〕の一部抜粋で紹介いたします。

「アメリカ・オレゴン生まれの5,443本の材は、異国に運ばれてきて、長い間、異国巨大な建造物をしっかり支えてきてくれたのです。つみ木からのメッセージはこの「支える」「支え合う」という動詞だと思っています。積み木と言うもの、この「支え合う」と言う同士によって成り立っているものでしょう。

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・どんな積み木も、1個では形は作れない。
積み木はお互い支え合うことで生き生きとしてきます。
・縦に高く積み上げるときも支えあってるし、横に並べるときも実は、支え合うことで何かを創り上げているのです。私たちは今のこの時代、特にこの「支える」「支え合う」と言うことを真剣に考えなければならないと私は痛感しています。」

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■ご存知のように2011.3.11東北を襲った大津波地震。特に福島の原発の被害に深刻さは未曾有であり、いまだに解決方法も見つからず途方にくれています。

 福島の原発の被害に遭われている方たちの心情を思うと打つ手のない,後手後手の対応に未来が見てこない、福島の方たちだけでなく、多くの国民も漠然と未来への不安を抱え込んでしまっている、胸の詰まる思いがします。


しかし混沌としているときであるからこそ、原点に立ち返って未来を見つめる必要があります。未来に生きる子どもたちに、大人社会は未来に向かって持続可能な環境づくりに立ち向かわなければなりません。
■このような時代はもう一度過去から学ぶことも大切です、持続可能な社会構築のために。

○蘇る命:新しきこことも、やがて古くなり更なる新しき潮流によって新時代は構築される。言い換えると過去の蓄積からしか現代、未来は生まれない。歴史の流れ、仕組みでもあり「rebornの考え方」とどこかで繋がる考え方であり、そこに新しい道が続いているように思います。

 資源の少ないわが国は有効利用のための再利用だけでなくモノに新しい生命、使命、デザインなどを与える具体的方法論が求められています。

○人としての生き方、考え方についても未来から問われているように思います。
これからの時代は予測、予定どうりにはなかなか進まない、今までの社会通念、概念、組織論では通用しない時代、降りかかってくる社会問題を各自が考え、新たな信頼関係(支え合い)を築きながら、ワークシエアリング、問題解決する能力、と責任が未来から再考するときが訪れています。
各自の本質、本物、正義を見つめなおし正しい判断、方向性が未来から求められています。
・混沌としている今の状況だからこそ、生まれ変わる、蘇らせる精神が発芽します。

■確実にいえることは、未来に生きる子どもたちに持続可能な社会、環境を提供することは、未来社会からの要請であり、現代社会の大人たちの義務、責任でもあります。
 その上で、各自の社会的能力の提供、融合求められ、多様性にとんだ人々との交流を足場に信頼関係〔支え合い〕で未来社会に一歩踏み出さなくてはいけません。

■小さなつみ木たちと子どもたちは、遊び合いの中で積み上げることで新しい世界を見つめます、崩れてもやり直しができる、つみ木を広げることで無限の世界を見せてくれます。そこから未来に生きる上で大切なことを、つみ木たちは無言で伝え、子どもたちは
それを感じとります。小さなつみ木たちの社会的効果、力を未来は必要としています。

「座り込んで、頭を抱えていても足元しか見えない、
    手を放ち上を向くだけ出、空がみえる
        歩き出すと今までと違う、風を
               感じることができる」〔鹿児島県肝付町社会福祉協議会からの言葉〕
                          木楽舎つみ木研究所 荻野雅之
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